人気ブログランキング | 話題のタグを見る

おとうさん ありがとう

父 浦田秀美 昭和12年4月20日生~平成25年1月7日没



新しい年を迎え1週間 父が天に召されました。
2000年より週3回の人工透析、2003年にはペースメーカーを入れた体で
13年も頑張ってくれました。

ぱぱちゃんは、幼い頃にお母さんと離れ離れになり
お父さんと新しいお母さんのもとで育ちました。
母の愛情が欲しい時期に甘える相手もなく、とても寂しい幼少期だったんだろうと思い
その分 幸せになってもいいはずだと アタシはとても愛おしく思っていました。
ちょっとおおげさですが 「ファザコン」と公言するほど(笑)

おとうさん ありがとう_e0200812_17412343.jpg

まじめで頭が固く、仕事人間で、家族のために 30日あれば30日働いているような人。
決して器用に生きれるような人ではなくて
子供の頃から家業の大工を手伝い、生涯大工として働きました。
そんな背中をみて自然と、アタシは「職人」になったのかもしれません。

母と出会い7年の不妊の末、アタシが生まれ「由貴」とつけてくれました。
勉強ができるわけではないのに、頑張って辞書で意味を調べて
「由=せっかく授かったのだから自由に」「貴=たからもの」 としたそうです。

おとうさん ありがとう_e0200812_1734098.jpg


アタシに 妹 という宝物も与えてくれました。
けんかをしたこともなく、とても仲のよい姉妹に育ててくれました。

多くを望まず、派手なことも好まず、つまらなくも見えるほど平凡な日々を
安全に穏やかに過ごしている人でした。
今となっては シンプル こそ、美しいとも思えるくらいです。

おとうさん ありがとう_e0200812_17382976.jpg


おとうさん ありがとうね
アタシのことを一番理解してくれてたのはお父さんだね。
言葉は少なかったけど、小学4年生の時に「おんなは愛嬌」と教えてくれたね。
あの時、あの言葉にすごく救われました。
いつもニコニコ ほんとだね。大切なテーマだね。
「父に似た人を選ぶ」というけど... 結局そう納まりそうだわ(笑)
やり残した気持ち なんて、思えばいくつでも挙げられるけど
「わしはいつ逝ってもええ、ま~十分だ」とずっと言ってくれてたから
家族みんな そう思えるよ。
告別式の日が48回目の結婚記念日だなんて
干支がちょうど4周。律儀だね~。
去年のアタシの誕生日に花束に添えて「産んでくれてありがとう」と伝えれてよかったわ。
これからも今まで通りに、みんなを守っていてくださいね。
幸せになるから心配しないでね。見ててね☆
ありがとう。いつか、またね。

by candyraizo | 2013-01-13 17:43 | 日常